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図1 X線照射装置
装備品
水平(X)、垂直(Z)、回転(R)駆動軸ステージ、スクロールポンプ、ヘリウム・窒素・アルゴンガス供給、モーターコントローラー
特徴
- 深堀の微細加工パターン(0.5 mm程度)が可能です。
- 装置の照射窓の幅は140 mmです。自作装置の持込も可能です。
- 試料ステージのX、 Z軸可動範囲は±30 mm、R軸可動範囲は±120°です。X、 Z、Rステージの各軸を動かしながら実験をすることができます(図2)。LabVIEWプログラムで遠隔操作します。
- ヘリウムガス(設備品)は装備しており、ガス雰囲気下での実験可能です。
- 蓄積リング電流値(mA) × 時間(hour)で照射量を制御します(図3)。
- 試料の固定方法が分からないときはご相談ください。
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図2 X、Z、R軸ステージ |
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図3 照射量モニター画面 |
実験手順
- ステージ中央にビームが照射されるように蛍光板などを使ってX、 Z、R軸を調整する。
- レジスト試料とマスクをステージに固定する。
- Z軸を往復駆動させながら、一定時間ビームを試料に照射する。
- 必要なら、装置内にヘリウムガスを流しながらビームを試料に照射する。
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図1 放射線効果実験配置のイラスト
装備品
水平(X)、 垂直(Z)、 回転(R)駆動軸ステージ、 金属箔(Al、Cu)のフィルター(数十ミクロン厚)。
特徴
- 強い白色光を植物体に照射し、放射線効果による突然変異を誘発させる実験です。
- あらかじめ放射線量を見積もる必要があります。見積りはスタッフが行います。
- Zステージを±25 mm上下させて、広い照射面積を確保します。
- 照射時間は10分程度です。ビー玉サイズの種の場合、1日で1000個程度照射可能です。
- 試料の固定方法についてはご相談ください。その他、持ち込み品がある場合は申請書にご記入ください。
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図2 フィルター透過後の計算スペクトル |
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図3 操作画面(LabVIEW)
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実験手順
- 試料をステージに置く。試料の中心にビームが通るように軸調整する。赤レーザーでビーム経路を確認できる。
- 計算で見積もった厚さのアルミ板を試料の前に置く。
- ステージを上下駆動させながら、一定時間照射する。
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図1 X線トポグラフィー装置
装備品
ゴニオメーター、スリット、Siチャンネルカットモノクロメーター、Si-PINダイオード、電離箱、X線フィルム(~2 µm)、フラットパネルセンサー(50 µm)、CCD検出器(7 µm)、高温加熱器(1500 °C以下)
特徴
- 回折現象を利用したイメージング法です。単結晶材料の微細な欠陥構造を観察できます。
- 透過ラウエ(図2(a))、反射ブラッグ(図2(b))の配置で実験可能です。ウェハー状でもインゴット上でも固定できます。
- 透過実験で3 mmの厚さまでなら観察可能です。
- 自動ステージで試料空間を精密に調整できます。LabVIEWプログラムで遠隔操作します(図3)。
- Siチャンネルカットモノクロメーターで白色/単色光を切り替えます。
- X線フィルムは現像処理が必要ですが、高解像で面積が広いです。CCD検出器はデジタル撮影でライブ観察ができます。
- 試料加熱器(1500 ℃まで)を使用する場合、制限があります。ご相談ください。
- 現像室(暗室)、顕微鏡を使います。申請書にご記入ください。
図2(a)白色X線トポグラフィー配置(透過)
(b)単色X線トポグラフィー配置(反射)
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図3 操作プログラム例(LabVIEW)
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実験手順
- スリットで任意のサイズに整形し、光軸調整を行う。
- 試料を取り付ける。
- 白色X線条件にする。
- フラットパネルセンサーを使って目的の回折光を見つける。
- 白色/単色切り替えシステムで単色配置に切り替える。
- 試料の微調整を行い、最適撮影条件を得る。
- X線フィルム、またはCCD検出器を置き、解像の良いトポグラフを撮影する。
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