スタッフから

第3回 九州シンクロトロン光研究センター 研究成果報告会から


江田茂、岩崎能尊、高林雄一、金安達夫
九州シンクロトロン光研究センター(SAGA-LS)



国内においてハードX線領域に達する放射光発生が可能な1GeV以上の電子蓄積リングのうち、外部ユーザー利用を前提としたものは、4台(SPring-8、KEK-PF,AR、SAGA-LS)のみであり、このうちSAGA-LSは兵庫県のSPring-8以西唯一の施設である。

SAGA-LS光源加速器は1.4GeV電子蓄積リングと255MeV入射用リニアックから成る。リニアックから電子ビームを蓄積リングに入射、軌道を保持したまま1.4GeVに加速した後、蓄積状態を維持しユーザーに放射光を供給する。蓄積リングは周長75.6mで、2台の偏向電磁石と5つの4極電磁石からなる基本磁石配列が8回繰り返された構造となっている。

蓄積リングの基本光源は曲率半径3.2m磁場強度1.46Tの偏向電磁石である。臨界エネルギーは1.9keVで、ユーザー利用実績としては真空紫外領域から20keV程度のハードX線領域に及ぶ。またこれに加え真空紫外−軟X線領域の高輝度光源として可変偏光APPLE?型アンジュレータ(佐賀県)及び水平偏光アンジュレータ(佐賀大)が蓄積リング長直線部(それぞれLS3,LS4)に設置されている。また現在、より高エネルギーのX線ニーズに応えるため、超伝導ウィグラーの開発を進めている。磁場強度4T、臨界エネルギー5.2keVで現偏向電磁石の光子エネルギー上限から50keV程度までの高エネルギー領域をカバーする計画である。2009年度設計製作が本格化し2010年春設置を行う予定である。

 

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